
はじめに|外壁だけでなく「建物の足元」にも目を向けて
外壁や屋根の塗装を考えるとき、多くの方が気にするのは色褪せやひび割れ、汚れなど目につきやすい部分ではないでしょうか。
一方で、建物の一番下にある「基礎」は、普段の生活ではあまり意識する機会がありません。
しかし基礎は、建物を地盤の上で支える重要な部分です。
さらに、基礎は地面に近いことで雨水や湿気の影響を受けやすく、時間の経過とともにひび割れや汚れ、表面の劣化などが見られることがあります。
では、基礎は外壁と同じように塗装したほうがよいのでしょうか?
今回は、基礎塗装の役割や、塗装を検討する際に確認しておきたい劣化症状、使用する塗料の注意点について解説します。
1|そもそも「基礎」は何のためにある?
基礎は、建物と地盤をつなぐ部分です。
住宅の重さを地盤へ伝えるだけでなく、地震や風などによって建物に加わる力を受け止める役割もあります。
一般的な住宅ではコンクリートなどが使用されていますが、コンクリートは非常に丈夫な素材である一方、水分の影響をまったく受けないわけではありません。
特に地面に近い基礎は、雨水や地面からの湿気などにさらされやすい場所です。
そのため、外壁と同じように「見た目が汚れているから塗る」というだけではなく、
基礎そのものがどのような状態になっているのかを確認することが重要になります。
2|基礎にこんな変化があったら一度チェック
基礎を確認するときは、色だけを見るのではなく、表面にどのような変化が起きているかを見てみましょう。
| 基礎の状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 大きな劣化が見られない | 清掃・下地確認後、塗装を検討 |
| 細かなひび割れがある | ひびの状態を確認し、必要に応じて補修 |
| 表面の欠け・剥がれがある | 劣化部分を補修してから塗装を検討 |
| カビ・コケ・汚れが目立つ | 洗浄・清掃を行い、原因も確認 |
| 鉄筋が露出している | 鉄筋の状態を確認し、適切な補修を優先 |
ここで大切なのが、「ひび割れがあるから基礎塗装をすればいい」と考えないこと。
ひび割れの大きさや位置、深さ、周辺の状態によって必要な対応は変わります。
基礎の表面に気になる症状がある場合は、まず原因や劣化の程度を確認することが先です。
3|基礎塗装にはどんなメリットがある?
基礎塗装を行うメリットのひとつが、基礎表面への水分の影響を抑えやすくすること。
基礎は地面に近いため、外壁よりも水分の影響を受ける機会があります。
基礎用の塗材によって表面を保護することで、雨水などが直接基礎表面へ作用することを抑える効果が期待できます。
また、基礎表面の汚れやカビ・コケなどを目立ちにくくし、建物全体の外観を整えられることもメリットです。
さらに、基礎の状態をきれいに仕上げることで、外壁との境目まで統一感のある外観にできるというデザイン面でのメリットもあります。
ただし、基礎塗装はあくまで表面を保護するための工事。
すでに大きなひび割れや欠損などが発生している場合は、塗装より先に補修が必要になることがあります。
4|基礎なら「何の塗料でもいい」というわけではない
ここは基礎塗装を考えるうえで、かなり重要なポイントです。
基礎は外壁とは違い、地面に近い場所だからこそ水分の影響を考える必要があります。
そのため、外壁用の塗料をそのまま基礎に使用すればよいというわけではありません。
基礎に使用する塗材を選ぶ際には、雨水など外部からの水分への対応だけでなく、基礎側から発生する湿気についても考慮する必要があります。
塗膜で表面を覆うことだけを優先すると、内部の水分が逃げにくくなり、条件によっては塗膜の膨れや剥がれにつながることがあります。
そのため、基礎を塗装する場合は、建物の状態や施工環境を確認したうえで、基礎への使用を想定した塗材・工法を選ぶことが大切です。
「外壁に使っている塗料が余っているから基礎にも」という判断は避けたほうがよいでしょう。
5|基礎塗装をする前に確認したいこと
基礎塗装を検討するときは、いきなり塗装を始めるのではなく、まず現在の状態を確認します。
ひび割れがある場合には、その大きさや方向、発生している場所を確認し、表面だけの問題なのか、補修を必要とする状態なのかを判断します。
また、カビやコケが付着している場合には、洗浄などによって表面を整えてから施工することが必要です。
さらに、基礎の一部が欠けている、鉄筋が見えている、
広い範囲で剥がれているなどの症状があれば、塗装だけで仕上げるのではなく、先に補修方法を検討する必要があります。
基礎塗装で大切なのは、「とりあえず塗ってきれいにする」ことではありません。
まとめ|基礎塗装は「見た目」だけで判断しないことが大切
基礎は普段あまり目を向けない場所ですが、建物を支える重要な部分であり、地面に近いことで水分の影響も受けやすい場所です。
基礎塗装には、表面を保護することや汚れ・カビなどを目立ちにくくすること、建物全体の外観を整えることなどのメリットがあります。
一方で、すべての基礎に必ず塗装が必要というわけではありません。
ひび割れや欠けなどの劣化がある場合には、塗装前に補修が必要になることもあります。
また、使用する塗材についても、基礎の環境に適したものを選ぶことが重要です。
「基礎のひび割れが気になる」
「黒ずみやコケが目立ってきた」
「外壁塗装と一緒に基礎もきれいにしたい」
このような場合は、まず基礎の状態を確認してみましょう。
未来美創では、外壁や屋根だけでなく、建物の基礎や付帯部まで含めて現状を確認し、お住まいの状態に合わせた施工をご提案しています。

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