
はじめに
外壁塗装というと、「どんな色にするか」や「どの塗料を使うか」が注目されることが多いですよね。
では、一軒の家を塗装するために、実際にはどれくらいの量の塗料が使われているのでしょうか。
塗装工事では何人の職人が作業しているかを気にされる方は多いですが、使用する塗料の量については意外と知られていません。
今回は、一軒の住宅で使用する塗料の量についてご紹介します。
1. 実は何缶も使っています
一般的な戸建住宅では、外壁だけでも10~20缶前後の塗料を使用することがあります。
使用する量は、建物の条件によって異なります。
| 使用量が変わる主な要因 | 内容 |
|---|---|
| 建物の大きさ | 延床面積が大きいほど使用量も増えます。 |
| 外壁・屋根の面積 | 塗装する面積が広いほど必要な塗料も多くなります。 |
| 塗料の種類 | 塗料によって標準使用量や塗布量が異なります。 |
| 塗り回数 | 下塗り・中塗り・上塗りなど、工程数によって使用量が変わります。 |
そのため、すべての住宅が同じ缶数になるわけではありません。
2. 外壁だけでは終わりません
塗装工事では、外壁だけを塗るわけではありません。
住宅にはさまざまな部位があり、それぞれを丁寧に塗装していきます。
| 主な塗装部位 | 役割 |
|---|---|
| 外壁 | 建物を雨風や紫外線から守る |
| 屋根 | 雨や直射日光から住まいを保護する |
| 軒天 | 屋根裏を保護し、美観を整える |
| 雨樋 | 雨水をスムーズに排水する |
| 破風板・鼻隠し | 屋根の端部を保護する |
| 幕板 | 外観のアクセントとなる化粧部材 |
| 水切り | 雨水の侵入を防ぐ |
| シャッターボックス | サビや色あせを防ぎ、美観を維持する |
そのため、工事全体ではさらに多くの塗料を使用するケースもあります。
3. 「一回塗れば終わり」ではありません
外壁塗装は、一般的に3回塗りで仕上げます。
| 工程 | 役割 |
|---|---|
| 下塗り | 下地との密着性を高めるための土台づくり |
| 中塗り | 塗膜に厚みを持たせ、耐久性を高める |
| 上塗り | 美しい仕上がりと保護性能を高める |
同じ外壁でも複数回に分けて塗膜を重ねることで、美観だけでなく耐久性も向上します。
4. 必要な量はきちんと計算されています
「余った塗料を使っているのかな?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし実際には、外壁や屋根の面積を測り、塗料メーカーが定めている標準使用量をもとに必要な塗料を計算しています。
必要以上に多く塗れば良いというものではなく、逆に少なすぎても本来の性能を十分に発揮できません。
そのため、適切な量を守って施工することが大切です。
| 一般的な戸建住宅 | 使用量の目安 |
|---|---|
| 外壁のみ | 約10~20缶前後 |
| 外壁+屋根+付帯部 | 約20~30缶以上になることも |
※建物の大きさや塗料の種類によって異なります。た基本を積み重ねることが、長持ちする塗装につながっているのです。
塗料の量も品質につながる 塗装工事では、「どんな塗料を使うか」だけでなく、「適切な量を施工すること」も重要です。
決められた使用量や塗布量を守ることで、塗料本来の耐候性や防水性が発揮されます。
見えない部分ではありますが、こうした基本を積み重ねることが、長持ちする塗装につながっているのです。
さいごに|一缶では塗れない理由があります
一軒の住宅を塗装するためには、想像以上に多くの塗料が使われています。
さらに、外壁だけでなく屋根や付帯部まで含めると、使用する塗料の量はさらに増えていきます。
普段はあまり意識することのない塗料の量ですが、その一缶一缶が住まいを守る塗膜となり、雨風や紫外線から大切な住宅を守っています。
塗装工事を見る機会があれば、現場に積まれた塗料缶の数にも注目してみると、新しい発見があるかもしれません。

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