一軒家に住まれている方のお悩みとして、共通するのが「外壁のメンテナンス」です。
約10年サイクルで行わなければいけないと言われている「外壁塗装」。
この外壁塗装の出費やメンテナンス頻度を煩わしく思う方も、少なくないはずです。
しかし、選択する塗料や業者によって、メンテナンス頻度が大きく変わることをご存知ない方が多数いらっしゃいます。
外壁塗装は、ほとんどの住宅で必ず行わなければいけないメンテナンスです。
不必要なメンテナンス出費を抑えるためにも、外壁塗装に使用される塗料の性質を把握して、ご自身のメンテナンス頻度や予算に合ったものを選びましょう。
外壁のメンテナンスとは?
外壁のメンテナンスは定期的に行わないと、美観を損なうだけでなく外壁そのものがダメージを受けてしまいます。
また、外壁材がダメージを受け耐久性が低下すると、雨漏りやシロアリの被害に遭いやすくなります。
さらに、外壁材の劣化により耐震性が失われ、最悪の場合には地震による倒壊といった被害も引き起こしてしまいます。
長く安心して住むためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。
この外壁のメンテナンスは、大きく分けて4つあります。
外壁材の種類や劣化状況によって、メンテナンスの施工方法が変わります。
シーリング
主に、窯業系サイディングの外壁材の場合に施工されます。
約7年前後のサイクルでメンテナンスします。
劣化が進行してくると、サイディングボードの目地部分にひび割れや剥がれが起きるため、シーリングを打ち、雨水の浸入を防ぎます。
外壁塗装
外壁塗装は、ほとんどの外壁材で行わなければならないメンテナンスです。
約10年前後で塗料が寿命となり、再塗装しなければいけません。
しかし、塗料によっては、20年以上再塗装する必要がないものもあります。
カバー工法(重ね張り)
カバー工法は、既存の外壁材の上から新しい外壁材を重ねて張る工事です。
築年数が30年を超えている場合は、検討してみてください。
外壁材や劣化状態によって、施工できない場合もあります。
外壁の張り替え
築年数が30年以上経過している場合や外壁材の劣化がひどい場合に行うのが、外壁の張り替え工事になります。
施工費用が最も高額になりますが、下地までしっかり補修できるというメリットもあります。
外壁塗装は適切な頻度で行う
ほとんどの住宅外壁で必要なメンテナンスは、外壁塗装です。
一般的な塗料を使用した外壁塗装の頻度は「約10年サイクル」ですが、適切な頻度で外壁塗装を行う方は約2割しかいないと言われています。
しかし、適切な頻度でメンテナンスを行わないと、前述したような「雨漏り」や「シロアリ被害」「外壁材のダメージ」などが引き起こされ、多額の修繕費用が発生してしまいます。
そもそも外壁塗装は、塗料を外壁材に塗布することによって、外壁材を保護するためのものです。
そのため、塗料の耐用年数ごとに再塗装を行わなければいけません。
塗料にも種類があり、耐用年数も様々です。
一般的に使用されている「シリコン系塗料」の耐用年数は10年前後となっていますが、高機能な塗料や大幅なメンテナンスを行わなくても良い塗料もあります。
外壁塗料の種類と特徴
近年の外壁塗料は、「種類」や「耐用年数」「機能」が多岐に渡ります。
機能性、デザイン性、メンテナンス頻度など、ご自身の目的やご予算に応じて外壁塗料を選ぶことができます。
屋根のメンテナンスと外壁塗装を同時に行えるように耐用年数を合わせると、足場などの費用を抑えることが可能です。
アクリル塗料
最も低価格で発色が良いのですが、耐久性が低く外壁塗装には向いていません。
また、汚れにも弱いため、ほとんど使用されることはありません。
ウレタン塗料
主に、新築時や付帯部に使用される塗料です。
耐用年数が7年前後のため、1回目の外壁塗装は10年経過する前に行った方が無難です。
シリコン塗料
単価の割に、耐用年数が10年前後とコスパが良いため、日本で最も普及している塗料です。
カラーバリエーションも豊富で、バランスの良さが魅力です。
ラジカル制御塗料
シリコン塗料よりも耐用年数が12年前後と長いため、最近人気の塗料です。
光沢が持続しやすく、チョーキングという劣化症状を抑えることが可能です。
しかし、施工例が少ない事や、濃い色を選ぶことができないなど、注意点もあります。
ピュアアクリル塗料
アクリル塗料から不純物を取り除いた塗料になります。
耐用年数も15年前後と高く、防水性や弾性にも優れています。
しかしながら、単価が高いことや、冬場の工期が長いなどのデメリットもあります。
光触媒塗料
コストは高めですが、15年から20年と高い耐久性を持った塗料になります。
化学反応によって汚れを落とす「セルフクリーニング機能」だけでなく、空気中の汚れを綺麗にする作用まであります。
しかし、太陽光が当たらない外壁には効果がないため、不向きです。
また、ラジカル同様、選べる色が限定されてしまいます。
フッ素塗料
高価格ですが、15年から20年と耐用年数がトップクラスの塗料です。
耐久性だけでなく、耐熱性や防カビ・防藻、防水など非常に性能が優れています。
スカイツリーにも使用されており、艶があるのも特徴です。
しかし、艶消しの施工はできません。
無機塗料
メンテナンスのトータルコストや家を長持ちさせたい方に、オススメの塗料です。
耐用年数が20年から30年と最も長いですが、費用も高額になります。
しかし、1回のコストはかかりますが、長期的に工事にかかる出費を抑えることが可能です。
耐火性が高く、変色しにくいという特徴や、光触媒と同様の「セルフクリーニング機能」や、防カビ・防藻といった性能があります。
しかし、艶消しや素材によって塗装できないことがあります。
外壁のメンテナンス頻度を抑えるためには?
外壁塗装は、職人の技術や知識によって大きく耐用年数が変わります。
また、しっかりとした専門業者であれば目的や予算に応じた塗料を選んでくれるため、メンテナンス頻度を抑えることにつながります。
年々、訪問営業や悪徳業者が増加しており、安さだけで業者を決めてしまっては後悔することになるため、注意が必要です。
汚れが目立ちにくい色を選択する
選択する外壁の色によってメンテナンス頻度が異なります。
例えば、直射日光の当たりやすい部分に濃い目の色を使用すると、色褪せなどが目立ちやすくなります。
反対に、白っぽい色を使用すると汚れなどが目立ち、メンテナンス頻度が増えてしまうこともあります。
グレードの高い塗料を選択する
外壁塗装の頻度を抑えるためには、耐用年数の高い塗料を選択することが重要です。
費用は高額になりますが、トータルコストや精神的負担を抑えることが可能です。
しかし、グレードの高い塗料は塗装することが難しいので、専門業者に塗装してもらわなくてはいけません。
地元の専門業者に依頼する
家を建てたハウスメーカーや工務店に相談しても、中抜きして、下請けの外壁塗装業者に塗装させるため、メンテナンスサイクルも早く、費用も高額になりがちです。
しかし、地元の専門業者ならアフターサービスだけでなく点検なども行ってくれるため、メンテナンスに適した時期を教えてくれます。
地元の口コミサイトなども参考にすると良いでしょう。
付帯部分やシーリング部分にも注意
雨樋やサッシといった「付帯部」と呼ばれる部分には、耐用年数が長い高機能な塗料を使用することは滅多にありません。
また、シーリング材も一般的なものは10年前後となっているため、付帯部やシーリングのメンテナンス頻度を減らしたい方は、高機能なものを使用した方がいいでしょう。
外壁塗装の頻度にお悩みなら、「タテイル」がオススメ
メンテナンス頻度の少ない塗料を検討されているなら、現在販売されている塗料の中で、最高グレードの無機塗料「タテイル」がオススメです。
「タテイル」は、メンテナンスフリーと言われるタイルのような耐久性と、セルフクリーニング機能や防カビ効果などの機能性を併せ持った塗料になり、メーカーの長期保証も付いています。
「タテイル」は無機塗料なので施工費は高額になりがちですが、30年間という長期で考えるとコストパフォーマンスは最も良くなります。
また、定期的なメンテナンスの煩わしさもなくなり、工事のストレスからも解放されるでしょう。
もしあなたが、メンテナンス頻度が少なくてすむ「高機能塗料」や「タテイル」について聞きたいことがあれば、私たち「未来美創」へご連絡ください。
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