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未来美創 株式会社

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業者選びに必要な本質とは・・・

住宅の塗装工事は、決して安い買い物とはいえません。

可能な限り、「安く済ませたい」というお気持ちがおありだと思います。

その反面、最も求めるものは、安心感満足感ではないでしょうか。

住宅の塗り替えで安心感や満足感を得るには・・・工事価格ではなく、どの会社に頼むかが最も重要です!!

「安かろう、悪かろう」だけでなく、価格が高いからといって、必ずしも安心や満足感が得られるとも限りません。
場合によっては、施工直後には「失敗」に気づかず、数年後に後悔してしまうなんてことも。

今回は、塗装業者をどうやって選ぶかのポイントをご紹介します。


塗料は完成品ではない。

外壁塗装や屋根塗装で使われる塗料は、材料だけでは完成品として成立しないことから「半製品」と言われています。
塗料は、現場で塗装業者が正しく塗布を行い塗膜となることで初めて、その製品の性能を発揮できる「完成品」として目的を果たします。
どんなに優れた高価な塗料を使っても、仕様書に定められた規定を正しく遵守しなければその性能を発揮することはできません。

また、実は塗装工事には定価というものが存在しません。
塗料製品の価格自体は、ある程度の相場感はありますが、「工事」となると、建物の劣化状況や傷み具合により施工内容が異なるため、その基準はなくなってしまいます。
業者から提示された見積が「安い」のか「適正」なのか、それとも「高い」のか、相場感を持ち合わせている方は、ほとんどいないと思います。
だからこそ、信頼し全てを任せれる業者選びが重要です。

業者の種類は判断材料のひとつ

塗装する会社の業種によって、自分に適した業者を選別することが可能です。
塗装工事を行うのは、何も塗装専門店だけではありません。
ハウスメーカー、リフォーム会社、営業会社、工務店、ホームセンター、塗装専門店などがあります。
そして、それぞれに特徴があります。
また、業者の種類や企業規模によっても、お客様にとってメリットやデメリットが存在すると考えています。

建設会社

いわゆるハウスメーカーや工務店です。
ハウスメーカーや工務店は一番身近で安心な存在といえます。しかし、住宅を建てることに特化したプロであっても、塗装のプロではないため、不安要素がいくつか考えられます。

1.塗装工事において知識不足
2.下請けの施工
3.価格

大手ハウスメーカーのようにメンテナンス部門が存在する会社の場合は、塗装工事において知識構築ができているので、会社の規定が存在し、建物の診断から塗料選び、施工における近隣配慮や監理まで安心だと思います。
適切な診断から適切な工事内容に対し、適切な価格のお見積りとなります。逆を言えば、そうでない会社は診断や工事内容に不安が大きくなります。
例えば、施工に対して自社施工ではないことが多く、見積金額に直結する人件費等のお金の動きが大きくなります。
より具体的に説明します。
実際に工事を行う業者は下請けの塗装会社で行うので、適切な工事をしてもらうためにも、下請け業者に適切な金額を出す必要があるため、妥当性のある適切な外注金額は確保しつつ、運営や税金の関係上、元請が利益を確保する必要があるため、その分が割高になってしまいます。いわゆる中間マージンです。
「ハウスメーカーは高い」というお話を良く耳にしますが、その価格にはちゃんと妥当性があるのです。
ただし、下請けから先の孫請けが存在する場合もあるので注意が必要です。
安心な施工を確保しつつお客様へご提供するためには、『適正施工費+下請けの運営利益+消費税+元請けの運営利益』が必要です。
よって、お客様から見れば余計な費用が発生するため、少しでも安く済ませたい方は建設会社以外の業者を選ぶのがおススメです。

【補足】
地域の工務店の中には、大手ハウスメーカーより中間マージンが割安になるケースも高く、塗装職人が在籍している会社もあり、自社施工が可能な場合もあります。

営業会社

いわゆるリフォーム会社の訪問販売業者です。
ここでお伝えする、営業会社とは電話での勧誘や飛び込みでの勧誘を主体としている会社です。
営業会社は頻繁に案内をなされるので、きっかけが多く見積依頼を気軽にお願いできる存在かと思います。
しかし、販売に特化したプロであっても、塗装のプロではないため、やはり不安要素もあります。
そして実は、営業会社の良し悪しの判断が一番難しくなります。
訪問販売と聞いて、良いイメージがない方がほとんどだと思います。それは、実際に消費者生活センターに集まるお声は訪問販売業者によるトラブルが後を絶たないからです。
しかし、決して訪問販売営業を行っている会社が全て悪質と言うわけではありません。
勧誘の数が多い分、比例してトラブルの数が多くなるのも至極真っ当なこととも考えれます。ただ、悪質な業者であるケースが多いのも事実です。

ここで重要なのは、トラブルの数ではなく、トラブルの内容です。
悪質かつ過度な勧誘、詐欺まがいの提案、不適切な工事などは、トラブルの最たるものでしょう。

次のような売り文句を耳にしたら、注意が必要です。
・自社オリジナル塗料
・モニター価格(見本工事)でお安くなります
・足場代が無料
これらはモニター商法と呼ばれるものに該当します。

また、「今すぐ塗装しないと大変なことになりますよ!」と不安をあおりつつ、「今日だけの特別価格です!」と、お客様に検討の隙を与えないケースも注意してください。

  • 自社オリジナル塗料

自社オリジナル塗料製品とうたいつつ、自社オリジナル塗料製品ではないケースもあります。
OEM塗料といい、既存製品のラベルだけを貼り替え、自社オリジナル製品と称し販売するケースもあれば、製造過程で少し手を加え本来の製品と違うものを作り上げる製品もあります。
OEMは身近に数多く存在します。一番分かりやすいのは、家電量販店などの電化製品「〇〇オリジナル商品」です。
製造元は大手メーカーだったりします。

そもそも、自社にそのような製品が存在しないにも関わらず、販売を装う業者もいるようです。
このパターンは、いくら製品名をインターネットで検索しても製品情報がでてきません。
こうした場合には、【一般社団法人 日本塗料工業会】のホームページにて公表されている「正規会員」「賛助会員」であるかどうかを判断材料のひとつにされても良いでしょう。
また、製造工場を所有しているかも判断基準の材料になると思います。
もちろん、登録されていない会社がすべて悪質なわけではありません。
いろいろ検討した結果、安心感が今一つぬぐえない方は参考になさってください。
あとは、自社のオリジナル塗料だからといって、高性能塗料とは限らない点も注意しましょう。

  • モニター価格や足場代が無料

よくあるのが、価格を安くうたって施工契約を結ぶケースです。
例えば、突然やって来て「地域で目立つ立地」や「見栄えのある住宅造り」などを口実に「普通なら250万円かかるところを今なら150万円で工事ができますよ!」みたいなお得感を出してくる営業マンが存在するようです。
実際は、近隣の人にも同様に声をかけていたり、本当は150万円でできる工事なのに250万円を引き合いに出したりする場合もあります。
足場代が無料のキーワードも同様に不安があります。

本来、足場は足場を設置する会社が行います。
よって、「足場代が無料」というのは足場会社もしくは元請け会社のどちらかが負担することを意味しますが、現実的には厳しいと言わざるを得ません。

なかには、「自社で足場を組むから大丈夫」「近くでやっている工事現場から足場をもってくるので無料」といった提案もあるようですが、いずれにしても人件費が発生するので、「足場代無料」とうたいつつ、他の見積もり項目で水増しされているケースが高いでしょう。

  • 今すぐ塗装しないと・・・

前提として、「本当に今すぐ塗装をしないと大変になってしまう」場合もなくはありません。
ただし、いきなり訪問して契約を促すケースは稀だと言っていいでしょう。
ご不安な場合は、知り合いの業者や、ご自身で探した業者などに診断や判断をしてもらうのがおススメです。

【補足】

詐欺業者はとにかく良い点のみを並び立て、あたかもデメリットなど一切ないかのように話します。
専門知識が浅かったり、質問をうやむやにしようとする営業マンは、間違っている提案をする可能性もあります。
また、納得のいく価格だからといって良い工事に繋がるとは限りません。
営業会社における価格については、建設会社程度であれば妥当性が高いと考えます。
しかし、一般には営業会社の提示する価格は安すぎるケースのほうが多いようです。
営業会社に工事を依頼した場合、実際に工事をするのは下請け業者です。
したがって、『適正施工費+下請けの運営利益+消費税+元受けの運営利益』が最低限かかります。
重要なのは塗装会社へ、適切な『外注費』の予算組がきちんと行われているかです。
不安を感じた場合は、別の営業会社もしくは建設会社、塗装会社に依頼したほうがよいでしょう。

塗装会社

いわゆる塗装専門店です。
餅は餅屋ということわざが存在しますが、仕事は専門家に任せることが限りなく成功へ一番の近道と言えます。
しかし、必ず良い工事になるとは断言できません。
必ず、メリットやデメリットが存在します。


一番の大きいメリットは、無駄な費用が発生しないため、本来必要である適した施工を省くことなく、費用を無駄なく施工につぎ込めることです。
例えば、塗装会社で施工する場合は、基本的に中間マージンは発生しません(下請けへ委託する場合もありますが……)。
よって、予算を抑えつつ適した施工内容が実現でき、場合によってはワンランク上の工事も予算内に収まる可能性もあります。
とはいえ、塗装のプロである塗装会社であってもデメリットは少なからず存在します。

1.自社職人が存在するのか
2.手抜き工事をされないのか
3.昨今の製品知識はあるのか
4.アフターフォローや保証はあるのか

上記は塗装会社の企業規模や経営方針などが色濃く反映される部分です。
では、どういった塗装業者を選べば良いのでしょう。
良いとされる塗装会社の判断基準は次のようなものがあります。

  • 会社の経営方針が明確かどうか

会社の方針がスタッフに行届き、マナーや技術、知識や経験等の社員教育された自社職人が居るか否かで、満足感や安心感は大きく左右されます。
工期が約2週間前後~3週間かかる塗装期間中は、お施主様に少なからず精神的ご負担がかかることもあります。
足場や養生によって外の景色が見えず圧迫感を感じたり、不便を感じたり、他人の気配、工事は問題なくきちんとやってくれてるか等、上げたらキリがないぐらいです。
満足感や安心感は、職人の心構えや配慮次第です。
職人本位で作業をせず、お施主様の要望やお声に耳を傾け、お施主様と共に工事を進めることが大切です。

  • 十分な製品知識があるのか

住宅建材や構造や塗料等の製品は時代の流れに合わせ眩い変化をしていってます。
だからこそ、製品情報や多種多様な知識を更新して構築していく必要があります。
一般的に、製品選びには根拠があります。
例えば、錆が発生しているから防錆入りの下地材というような安直な選び方ではなく、錆の発生による腐食具合によって適した防錆入りの製品を選ぶ必要性があります。
古い情報や古い知識のままの職人ですと、我流になってしまいがちで間違った製品選びや施工を行い、結果的に本人ですら気づかないうちに手抜き工事や施工不良に繋がることは否めません。

  • フォロー体制は整っているかどうか

一人親方の会社なのか組織化されている会社なのかで、アフターフォローや保証の充実度や価格が大きく変わります。
例えば、店舗を構えていない一人親方の会社であれば、月に掛かる必要な経費が極端に安く済むため、その分、見積もり価格を割安に設定することが可能です。
その反面、明確な正式の保証がなかったり、体は一つしかないため点検や緊急の対応が素早く行いにくくなります。

店舗を構え尚且つ組織化されている会社はその逆です。
スタッフの数が多ければ、その分サービス内容やフォロー体制を充実させることが可能です。
その反面、組織の大きさに比例して福利厚生費や事務員や営業マン等の経費が嵩むため、一人親方の会社に比べ価格が割高になるのは必然的です。

【補足】
ショールームを構え、たくさんの従業員や社用車を抱え、高品質塗料を使い、アフターフォローもきちんとしている塗装会社もありますし、一方で塗り替え作業のみを完了させるだけの塗装会社もあります。
その良し悪しは別問題として、前者と後者の見積もり金額は大きく開いて当然です。
また、価格と安心感は別問題になります。
品質が良く長持ちし、保証まで付いているハイブランド製品を選ぶのか、最低限の役割だけを果たし、壊れたら買い替えで済ませば十分なのか。塗装も考え方は同じです。


まとめ

見積書の金額だけでは正直わからないことが多いです。
見積もり金額の差が生じる理由として、差額の裏側にある「質」と「量」は、本質である会社の営業方法や企業規模も大きく関係しますが、提供する業者に委ねられていることも一因として考えれます。
割高な理由も割安な理由も必ずあります。
塗装業者を選ぶ際の本質としては、「価格だけで判断しないこと」だと考えます。
業者ごとの価格の差には、必ず理由があるからです。
ひとつ言えることは、信頼できる担当者かどうかをしっかり見極めていただきたいと思います。
質問や相談をきちんと聞いてくれるのか、求めている答えを分かり易く説明してくれるのか。
担当者の回答が不安であれば、誤りはないか塗料メーカーに確認するのもひとつの手です。
価格に重きを置くのではなく、お客様が求めている「価値」があるのかどうかをぜひ見極めてください。

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