
はじめに
外壁塗装の話になると、必ず出てくるのが「保証」の話です。
「何年保証ですか?」「メーカー保証は付きますか?」
保証が長いほど安心。それは自然な感覚です。
ですが実際の現場では、“保証があるのに剥がれる”というケースが存在します。
そしてそのとき、保証が思った通りに機能しないこともあります。
今日は少し踏み込んで、メーカーと施工の関係性、そして保証が効かないケースについてお話します。
1. メーカー保証と施工保証は守備範囲が違う
まず知っておきたいのは、保証には2種類あるということです。
● 塗料メーカーの保証
● 施工会社の保証
塗料メーカーの保証は、あくまで「製品そのもの」に対する保証です。
一方、施工保証は「施工方法」や「工事内容」に対する保証。
もし数年後に剥がれが起きた場合、
・塗料の不良なのか
・施工不良なのか
・下地との相性なのか
原因によって責任の所在が変わります。
ここが曖昧なまま契約してしまうと、トラブル時に“保証の空白地帯”が生まれることがあります。
2. 難付着サイディングという存在
近年の住宅で増えているのが、「塗料が密着しにくい外壁材」です。
代表例としては、光触媒や無機系コーティングが施されたサイディング。
例えば
ニチハ
ケイミュー
といった大手メーカーの製品でも、
グレードによっては再塗装に注意が必要なものがあります。
新築時は高耐久でも、「次に塗り替えるとき」は話が別。
通常の下塗り材では密着せず、専用プライマーや研磨処理が必要なケースもあります。
これを見極めずに施工すると、数年で剥離が起きるリスクが高まります。
3. なぜ保証が効かないことがあるのか
仮に難付着サイディングへ通常仕様で塗装し、数年後に剥がれが発生したとします。
メーカー側は「適切な下地処理がされていない」と判断する可能性があります。
一方で施工会社は「規定の材料を使っている」と主張することも。
結果として、
“施工条件を満たしていないため対象外”
となるケースがあるのです。
保証年数が長いことと、保証が実際に適用されることは、別問題です。
4. 本当に確認すべきポイント
保証年数を聞く前に、確認してほしいことがあります。
「この外壁は難付着の可能性がありますか?」
「メーカーは再塗装を想定していますか?」
「指定プライマーは何ですか?」
「その仕様で保証は出ますか?」
ここまで具体的に説明できる会社は、
外壁材と塗料の関係性を理解しています。
逆に、塗料の話だけで進む提案は、少し注意が必要かもしれません。
5. メーカーと施工の“間”を埋めるのが現場力
メーカーは製品をつくる専門家。
施工会社は現場をつくる専門家。
本来、この2つは補完関係です。
ですが、間に立つ施工側が外壁材の知識を持っていなければ、
・適切な仕様が組めない
・メーカーに確認しない
・結果として保証条件を外してしまう
ということも起こり得ます。
塗装工事は外壁材に合わせて仕様を組む工事 でもあります。
最後に|長い保証より大切なこと
保証は大切です。
でもそれ以上に大切なのは、
保証を使わなくて済む施工を最初から組めているかどうか。
長い保証よりも、
・外壁を正しく見極める力
・メーカーに確認を取る姿勢
・仕様を説明できる透明性
ここが揃って初めて、本当の意味で“安心”になります。
外壁塗装は、塗る前の判断で結果が決まります。
だからこそ、保証年数だけで選ばないでほしい。
それが、現場に立つ私たちの本音です。

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