
はじめに
外壁塗装のトラブルとして意外と多いのが「色ムラ」 です。
・新品のはずなのに濃淡がある
・面ごとに微妙に色が違う
・塗り直したのにムラが残る
実はこの“色ムラ”、単なる塗り方だけの問題ではなく、
下地・環境・材料管理・職人の判断すべてが影響する、かなり奥深い現象です。
1. 色ムラは「塗膜の厚さの差」だけが原因ではない
色ムラ=塗り方が悪いと思われがちですが、実際には…
- 下地の吸い込み差
- 素材の劣化度合いの違い
- 塗料のロット(製造番号)差
- 天候と乾燥のばらつき
- 施工日の湿度・風
- 外壁材の温度差
これら 複数の要因が重なって 色ムラになります。
つまり、単純に「うまく塗れていない」という問題ではないのです。
2. 色ムラが起きる“具体的な現象”
① 下地の吸い込み差
外壁は、場所によって
・劣化の進み具合
・汚れ具合
・旧塗膜の残り具合
が違います。
吸い込みが強い部分だけ色が沈み、そこだけ暗く見える というムラが発生します。
② 塗料の乾燥スピードが違う
乾燥スピードは…
- 温度
- 風
- 湿度
- 日当たり
- 外壁の熱の持ち方
これらに影響され、乾く速度が違うと光の反射率が変わり、色が違って見える のです。
③ ロット(製造番号)の違い
同じ商品でもロットが違うと微妙に色味が変わることがあります。
プロはロットを統一したり、全体を混ぜ合わせて均一化しますが、
統一していない業者ではムラの原因になります。
④ 塗り重ねのタイミングの違い
乾燥前に次の工程に進むと、半乾きの部分だけ色が明るくなったり濃くなったりします。
⑤ 外壁材そのものの色差
サイディングジョイント部・補修跡など、
元の状態の違いが色ムラとして出ることもあります。
3. “色ムラが起きやすい家”の特徴
- 影が多い(北側・隣家が近い)
- 外壁が多面体(凹凸が多い)
- 金属外壁で温度差が出やすい
- サイディングが劣化して吸い込みがバラバラ
- 古い外壁で補修跡が多い
これらの家は、プロでも色ムラ対策が必須 です。
まとめ|色ムラを防ぐのは“技術”ではなく“総合力”
色ムラは「仕上げの問題」ではなく、
家の条件 × 下地 × 施工管理 × 天候 が複雑に絡んだ現象です。
色ムラを防ぐためには“ただ技術がある職人”だけでは不十分。
家ごとのクセを見抜く診断力、下地を均一に整える工程管理、
天候と外壁の温度を読む判断力、そして適切な塗料選び――
これらすべてが揃ってはじめて、美しく均一で、長く続く塗膜が完成します。
未来美創では、
一軒一軒の家の状態を細かく見極めながら、
外壁の状態に合わせた下地処理、適正な塗布量、乾燥時間の管理など、
細部までこだわった施工で、美観性・均一性・耐久性の高い仕上がり を追求しています。

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